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Kaiu in magazine

2012年8月6日付、韓国「毎日経済新聞」

2012-09-04

韓国「 毎日経済新聞」に掲載されたKaiu(カイユ)代表のインタビュー記事です。

美大卒の40代女性、主婦の仲間たちと ”ベビージュエリー” 事業展開
キム・ヒョンミ氏 ‐ ベビージュエリー専門オンラインショップ ”Kaiu(カイユ)”代表 ‐
記事入力 2012.08.06 13:41:27



「韓国で働く主婦として生活することは、たやすいことではないですよね。職場に通いながら結婚して、出産してからは育児のために仕事をあきらめなければならない場合がほとんどです。私の場合も同じでした。しかし出産後しばらくしてから、空いた時間で仕事をしようとオンラインのショッピングモールを立ち上げて、第2の人生が始まったのです。」

キム・ヒョンミ氏‐ベビージュエリーKaiu(カイユ)代表‐は、美大卒。結婚後は、育児をしながら平凡な主婦として暮らしていた。彼女は美大の大学院に進学して、自分の能力を発揮できる仕事を探しはじめ、大学院の同期と一緒に会社の立ち上げを決意した。創業アイテムは 「ベビージュエリー」だ。

二人の子供を持つ母親である彼女にとって、赤ちゃんのためのジュエリーは関心の対象だった。美大での専攻(産業工芸および金属デザイン)に加えて、彫金も学んだ彼女は、キュートで可愛いデザインのベビージュエリーを製作する楽しさにはまった。

オフラインの販売店ではなく、オンラインで創業したのは、ソウルだけでなく全国にいるすべての顧客にカイユの製品を知らせたいという理由からだ。

創業当時、ベビージュエリーを専門に取り扱うショッピングモールはほとんどなかった。そのために試行錯誤も多かったという。キム代表は「オープン当時、大人たちのためのジュエリーショップは多かったけれど、赤ちゃんのためのジュエリーはほとんどなかったのです。子供たちの好みに合うデザインを開発しつつ、実際に着用した時も快適であるように、実用性とデザイン性の両立ということを一番に考えました。」と言った。

カイユのデザインは”角のない柔らかさ”を追求している。子供たちが身に着けるのだから怪我をしないように角を曲線で処理しながらも、迷子防止機能のためにある程度の厚さを維持し、製品に電話番号と名前などを刻印できるようにしたという。また、子供たちの腕と首のサイズに合わせながら、着用したときに一番きれいに見える長さと厚さで製品を製作している。”私の子供のための、甥・姪や孫のための心からの贈り物”というコンセプトに基づいて、製品の注文時には誕生石もセッティングできるようにセミオーダーメイド方式を採用した。

このように細やかな配慮をちりばめたカイユだけのベビージュエリーを作ることができた背景には、キム代表を含めた40代主婦の職員たちの力が大きかったという。

キム代表は「カイユはメインの顧客が母親たちなので、育児経験が豊富な40代主婦の職員が一緒に集まって、より厳しい目でチェックしながら製品を作り、お客様と同じ目線でご相談に応じております。また、自分の能力を発揮しながら仕事をしたいけれど、気軽に外に出にくい主婦たちが一緒になって力を発揮できる機会を作れたことに私自身大きな意味を感じています。"と語る。

このような努力の結果、カイユは創業10年で韓国を代表するベビージュエリー専門ショッピングモールの地位を築いた。キム代表は「ベビージュエリー市場での基盤を中心にしながらも、今後は子供と親世代など家族が共有できるファミリージュエリーを展開したいですね。」と語った。

カイユのキム・ヒョンミ代表は、起業10年目のベテランだ。キム代表は、自らデザインや製作などをするために忙しい日常を送っている。セミオーダーメイド方式を採用して、製品一つ一つに顧客の好みと気持ちを込められるように努力している。そしてささやかながらも、子供たちのために何かできないかを考えているという。顧客から受けた恩恵を社会に還元したいからだ。彼女は、さまざまな社会奉仕団体に引き続き寄付していきたいと語る。

‐カイユの顧客層は、若い主婦が多いようですね。
カイユの製品は、子供が1歳になる頃から7歳位まで着用して頂けます。20~30代の若い主婦たちがメインの顧客層です。1歳の誕生日や記念日の贈り物のために、親戚や祖父母などが購入する場合もあります。ジュエリーの他にシルバースプーンなどのベビーギフトをご紹介するのもそのためです。最近は、父親たちが購入するケースも増えています。

‐モバイルのショッピングモールも運営しているそうですが?
はい。顧客層が若く、働く主婦も多いので、ほとんどの方がスマートフォンを使用しています。モバイルショッピングモールを通じて、お客様が便利にショッピングできるよう支援することは当たり前のことだと思っています。モバイルショッピングモールでの売上げが、売上げ全体の約10%を占めています。

‐国内サイトの他に、英語と日本語のサイトはいつ作ったのでしょうか?
英語サイトは去年初め、日本語サイトは昨年の末頃に作りました。海外顧客を念頭に置いて、国内市場よりも大きい市場で需要を拡大する必要があったのです。カフェ24( http://www.cafe24.com )を通じて、翻訳やDB移転などが可能なので、国内サイトに引き続き海外バージョンのサイトも簡単に開設することができました。また弊社職員は英語と日本語が可能なので、海外の顧客サポートも問題なく行っています。

‐起業したいと思っている主婦たちにアドバイスをお願いします。
私も初めて起業した当時は、すべてのことが難しかったです。幸いなことに周りに才能ある知人が多く、彼らと一緒に働きながらここまで来ました。私に才能があるとしたら、どんなことも肯定的にとらえてポジティブに考えてきたことだと思います。挑戦するのは怖いことですが、何事も始めなければ機会はないのです。何かを始めるのに、遅すぎることはありません。自分の能力を信じて、新しい事に挑戦してほしいですね。

〔毎経ドットコム、キム・ユンギョン記者〕

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